鹿よ おれの兄弟よ
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チェン・ジャンホン 作 平岡 敦 訳
人間に子供達を殺された母親トラは、村を襲うようになります。王様は占い師にどうしたら良いか聞くと、王子をトラに差し出すように言われます。幼い王子は一人森に入り、トラと出会います。
憎しみに我を忘れても、幼い子供を愛するおかあさんの気持ちを忘れなかった母親トラ。優しくたくましく育ったウェン王子。たくさんの人に伝えたい本です。
ドイツ児童図書賞受賞作
読み聞かせ子供ウケ度・・・・・☆☆☆☆☆
「ちょっと難しいかも・・・」と思っていたのですが、深い内容でも字数が少なく、読みやすかったし、集中して聞いていて「すげぇ」「あのトラ、えらい」といった子供達のつぶやきも多く、読んだ充実感が大きかったです。
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なかがわ ちひろ 文 ヨコセ・ジュンジ 絵
お父さんとお母さんと男の子がお出掛けしているお家で、おたすけこびとの仕事が始まります。卵にバター、小麦粉、砂糖、ふくらし粉・・・こびと達が重機を駆使して作るのは、いったい何でしょうか?
読み聞かせ子供ウケ度・・・・・☆☆☆☆☆
何ができるか、わくわくしながら聞いてくれたようです。「はたらく車」が好きな子も楽しそうに見つめていました。最後はみんなの大好きなものが出来て、うれしそうな顔をしていました☆こびとさん一人一人、表情豊かでかわいいなぁ。どのページにも出てくる、いつもコタンとつまずいているとろくてドジなこびとさん(緑の帽子と靴、赤い服)がお気に入りです。
現実では、哺乳類は体の体積が小さいほど、エネルギーを体に蓄えておくことが出来ず、「こびと」の存在はありえないのだそうです。一例を挙げれば、体重10グラムで昆虫並みのサイズしかない「トガリネズミ」は、体熱をまかなうため食べ続けているそうです。食事を3時間しないと死んでしまうとか。「こびとさん」や「コロボックル」が、どこかにいるのではないか・・・という願いも現実の前では厳しいなぁ(-_-;)
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秋山 あゆ子 作
虫大江戸は春爛漫。桜の花の真っ盛り。くものす親分こと鬼蜘蛛のあみぞうと、蝿捕りのぴょんきちは街の平和のために今日も見廻り。春祭りの前日、お菓子の大店、蟻の「ありがたや」に「かくればね」という盗人からの犯行予告状が来た。おやぶんとぴょんきちが蔵を蜘蛛の糸で包んで、夜見張っていると、夜空に不気味な雲があらわれて・・・。
作者は虫を題材にした漫画をたくさん描いている方だそうで、愛嬌ある虫達がたっぷり活躍する、面白い話です。盗賊が狙うのは、千両箱ではなく、蔵の中の甘~いお菓子♪怪盗達、悪いことをしても島送りにならずに良かったね!
読み聞かせ子供ウケ度・・・・・☆☆☆☆
虫たちが着物を着て江戸時代を生きているのが、とても面白かったようです。怪盗「かくればね」は何の虫か、意見が分かれました。ワタシは「蛾じゃないかなぁ~」と思っております。
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トミー・デ・パオラ 作 もりしたみねこ 訳
パトリックが見つけた「子ネコあげます」の看板。トウィンクルおばあちゃんの家には、シャム猫、マンクス、ペルシャ猫、レックス、アメリカンショートヘアー、バーミーズ、ヒマラヤン、ロシアンブルー、野良猫、デブ猫、農場猫・・・いろんな猫がいました。おばあちゃんは、古代エジプトの猫の話や中世ヨーロッパでの猫達、ビクトリア女王の時代まで、猫の歴史を話してくれます。どうやって飼ったらよいかも教えてくれたので、パトリックはしっかり「ネコ博士」になったのでした。
作者はもちろんネコ好き!トウィンクルおばあちゃんのようにありとあらゆる種類の猫達に囲まれて暮らしてみたいなぁ(^^)♪
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