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2008年7月

2008年7月14日 (月)

ぞうって、こまっちゃう

クリス・リデル 作  たなかかおるこ 訳P5110009
ぞうと暮らすと、こうなるぞう!・・・と、女の子の暮らしは大混乱&大迷惑。目を丸くする事がいっぱいです。でも、やっぱりぞうが大好き!

読み聞かせ子供ウケ度・・・・・☆☆☆☆

かわいい絵とノリの良い文章で、じーーっと見入って聞いてもらえました。ぞうさんたちの問題行動は、笑いがいっぱい。ぞうさんたち、無邪気で憎めません。

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かさどろぼう

シビル・ウェッタシンハ 作 いのくま ようこ 訳P5110011
スリランカの絵本作家の本。山奥の傘の無い村から町へやってきたキリ・ママおじさんは、はじめて目にした傘に感動。早速1本買って帰ります。みんなに見せびらかさなくちゃ!・・・とほくほくしていましたが、途中でお茶を飲みに道草してたら、なんと傘を盗まれてしまいます。
おじさんはへこたれません。また町で傘を買って来ますが、また盗まれて・・・。何度買っても盗まれますが、おじさんはとうとうどろぼうの後をつけていくことに成功します。

読み聞かせ子供ウケ度・・・・・☆☆☆☆☆

民族色あふれる絵。面白いストーリー。思わずクスリのラスト。梅雨の季節にまた読みたいですね。

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リスとお月さま

ゼバスティアン・メッシェンモーザー 作 松永美穂 訳P5110013
牧場でおとうさんとぼうやがひと休み。荷車にいっぱい積まれた丸い大きなチーズ。その一つがころりんと落ちて、転がって、とうとう崖から飛び出してしまいました。
突然家に落ちてきた、丸くて大きくて」黄色いお月様に、リスはびっくり!「お月様どろぼう」だと思われちゃう!・・・と、慌てたリスは大パニック。何とかしようとする内に、ハリネズミやヤギまで巻き込んで、大騒ぎになっていきます。
ときどき出てくるリスの「牢屋の妄想」シーンが笑えます。読むとチーズが食べたくなりました(^u^)

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宝さがしの旅

スティーヴン・ビースティー 絵 メレディス・フーパー 文 山田順子 訳P5050041
遠い遠い昔、宇宙の果てで作られた金は、やがて地球の鉱物になります。金に魅せられた人類は、金を掘り出し、奪い合います。死へと旅立つ王の黄金のマスク、神事に使う杯、幼い花嫁の嫁入り道具、時禱書の挿絵・・・歴史の中で形ある『お宝』として、次々と姿を変えられていく金の物語。
どうして人は黄金が好きなのか?光輝くから?永遠に曇らないから?ほんとうに不思議です。

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おひさまのたまご

エルサ・べスコフ 作 石井登志子 訳P5110010
妖精の女の子が森で見つけた丸くて大きくて橙色の卵。きっとおひさまが落としたおひさまの卵よ!大ニュースに、友達のコッテやねっこじいちゃん、カエル、りす、ふくろう・・・みんなで騒いでいると、渡り鳥が「それはオレンジというものだ」と教えてくれます。飲んでみると、オレンジのジュースの美味しいこと!でもカラスにオレンジを持って行かれてしまった妖精は、「おひさまの国に行って来る!」と、ツグミと一緒に旅立ちます。

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しにがみさん

柳家小三治・落語「死神」よりP5110012

赤ちゃんを授かった若夫婦。でも貧乏で、食べ物を買うお金が無い。困った主人が出会ったのは、なんと死神!お金も儲ける方法を教えてもらって大金持ちになりますが、贅沢してまた元の貧乏人に。そこへ、大金が入る仕事の依頼が・・・。

明治時代に、三遊亭圓朝がイタリアの歌劇『靴直しのクリスピノ』から翻訳した話だそうです。
怖いイメージの死神が、親切で憎めないキャラで出てきます。
欲に目がくらむと、こんなふうに失敗しちゃうよ・・・という教訓。最後は、生きとし生ける全ての「命の炎」が消えてしまったのでしょうか?

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