ケーキやさんのゆうれい
ジャクリーン・K・オグバン 作 マージョリー・プライスマン 絵 福本 友美子 訳
コーラ・リー・メリウェザーは、国一番のケーキ屋さん。すばらしいケーキを作るわりに、外見はレモンを食べたみたいに口をすぼめ、やせた体にひっつめてお団子にした髪、気難しい人でもありました。そんなコーラ・リーが亡くなって、店は売りに出されますが、新しくやってくるケーキ職人はコーラ・リーの幽霊に次々と追い出されてしまいます。数年後、店を買ったアニー・ワシントンにコーラ・リーは「私のむねが一杯になって、涙がこぼれるほど素晴らしいケーキを作ったら、台所をゆずる」と約束します。アニーはありとあらゆるケーキを作りますが・・・。
本の終わりに「ゆうれいも喜ぶチョコレートケーキの作り方」が載っていて、作ってみました。砂糖を山ほど入れるので、しっとりと、どっしりとした(それこそ悪魔の心臓のように黒い)ケーキになりました。クリームや果物でデコレーションしたら相当大きなケーキになったので、レシピを半分にしても良いと思います。
読み聞かせ子供ウケ度・・・・・☆☆☆☆☆
学年が上の子供達でしたが、いろんなケーキが出てきたり、コーラ・リーおばあちゃんとアニーのケーキのケーキ対決がどうなるか、とても集中して聞いている様子。担任の先生も「なかなか読み聞かせしても聞いてくれないので、今日は良かった」と感想が。
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