猫の絵本

2008年11月10日 (月)

ねこねここねこ

ブルノー・ホルスト・ブル 文 ヤーヌシ・グラビアンスキー 絵 まえかわやすお 訳Pa080135

ネコ好きなので、とろけるように幸せな気持ちで読みました。名作というのも、なるほど!と納得♪

Pa080136

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つばさをもらったライオン

クリス・コノヴァー 作  遠藤 育枝 訳Pa080141
ねこの国のレオ王(ライオン)に王子が生まれました。王子は生まれつき翼がありますが、飛び方は誰も知らないので、飛ぶ方法も知らずに育ちます。ある日、そよ風に乗って宮殿の外に舞い上がり、遠い北の国のオットー王(白くま)に助けられます。オットー王の宮殿にある、レオ王がうらやむ「ふしぎな宝物」を、レオ2世くんは、知らないうちにオットー王から授けられていきます。その宝物とは・・・?

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2008年5月10日 (土)

たんじょうび

ハンス・フィッシャー 作 おおつか ゆうぞう 訳P4210005
森のそばのリゼッテおばあちゃんの家には、たくさんの動物がいっぱい。おばあちゃんが可愛がってくれるのでみんな幸せです。二匹の猫たちマウリとルリ、犬のベロはちゃんと家の仕事もお手伝いしているので、家の中で暮らしています。おばあちゃんの76歳のお誕生日、留守の間に動物達みんなで、大~きなケーキを作ります。そして、一番嬉しいプレゼントは、屋根裏部屋にいる生まれたばかりの3匹の子猫!

『こねこのぴっち』に続いていくお話があったなんて知らなかったので、見つけて大喜びです。卵を36個も使い大きなクグロフ型で作ったケーキに目がくぎ付け(^u^)!林檎とろうそくで飾りつけたゴージャスなケーキ・・・リゼッテおばあちゃんとみんなで切り分けて食べたのでしょうか?ぴっちの快気祝いに大~きなケーキが出てきたのも、こうした「このおうちの前例」があったからなのか~と納得。こんな温かいおうちで育つ子猫たちは幸せです(^v^)

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2008年4月 3日 (木)

ねこたちの夜

ブルース・イングマン 作 江國 香織 訳P4020095
飼い主のマーサが寝ると、「ぼく」はこっそり抜け出す。スクーターに乗って、キャット・アカデミーまでぶっとばす。ファッション、建築、ロケットや潜水艦の設計図まで、授業で学ぶことが目白押し。それからレストランで食事したり、ガールフレンドとデートしたり、夜の猫は忙しい。

ネコの充実したキャンパスライフが描かれています。「あんたは1日中ゴロゴロしていていいね~」なんて言っていると、「オレのことを何も知らないのんきな主人だ」と思われそうです。ネコは確かに「何でもお見通し」という賢い目付きで人を見ている時があり、ドキッとします。

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きみとぼくのねこのほん

トミー・デ・パオラ 作 もりしたみねこ 訳P3260074
パトリックが見つけた「子ネコあげます」の看板。トウィンクルおばあちゃんの家には、シャム猫、マンクス、ペルシャ猫、レックス、アメリカンショートヘアー、バーミーズ、ヒマラヤン、ロシアンブルー、野良猫、デブ猫、農場猫・・・いろんな猫がいました。おばあちゃんは、古代エジプトの猫の話や中世ヨーロッパでの猫達、ビクトリア女王の時代まで、猫の歴史を話してくれます。どうやって飼ったらよいかも教えてくれたので、パトリックはしっかり「ネコ博士」になったのでした。

作者はもちろんネコ好き!トウィンクルおばあちゃんのようにありとあらゆる種類の猫達に囲まれて暮らしてみたいなぁ(^^)♪

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2008年3月22日 (土)

100万回生きたねこ

佐野 洋子 作Ehon011
ねこ絵本の名作。100万回も生きて、さんざん愛されてきても、愛する事を知らなかったネコ。たった1匹の愛する猫と知り合い幸せを手に入れますが、別れの時がやって来ます。愛する白ネコの死で涙を流し、やがて動かなくなるラストに、号泣した人は多いはず。他人を愛せない100万回の人生よりも、本当に愛する他人を得る事の出来た、たった1つの人生の素晴らしさ、大切さも伝えてくれます。結婚式の引き出物にこの絵本を選んだ・・・という話も聞きました。

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2008年3月17日 (月)

郵便局員ねこ

ゲイル・E・ヘイリー 作  あしの あき 訳P3160015
クレアは酪農場に住む子猫。でもその農家は猫が多すぎて、食べ物が足りません。そろそろ一人立ちする時期だと考え大都会ロンドンへと旅立ちます。都会での野良猫としての生活は夏の間は何とかなりましたが、やがて秋が来て、家の無いクレアには、想像以上に厳しい冬がやって来ます。苦労してやがて居場所と〈女王陛下直属郵便局ねこ〉の役目を手に入れるクレアの物語、「ねこ版オリバー・ツイスト」といった趣です。

クレアの絵は作者の愛猫がモデルでしょうか?作者と愛猫、二人で写した写真が裏表紙に載っていました。1800年代~今日まで、ロンドンの郵便局や博物館では、実際にねずみ対策に猫を局員として採用していて、お手当ても支給されているという、楽しい実話がこの物語の由来だそうです。

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2008年3月12日 (水)

ポテトスープが大好きな猫

テリー・ファリッシュ 作 バリー・ルート 絵 村上春樹 訳P3090012
テキサスの片田舎で年取っためす猫と暮らすおじいさん。この猫はねずみや魚は捕ったこともなく、好物はおじいさんの作ってくれるポテトスープです。ふたりはいつもおじいさんのピックアップトラックに乗って湖に行き、ボートで魚釣りをします。ボートの舳先が猫の定位置です。ある日、寝坊した猫を残し、おじいさんはひとりで魚釣りに出掛けます。起きたらおじいさんがいないので、猫はひとりでどこかに出掛けてしまいます・・・。
田舎で暮らす、心の通い合った猫とおじいさん。携帯電話やインターネットなんて使わないアナログな生活ですが、シンプルで無駄の無い、豊かな暮らしが淡々と送れています。村上春樹さんのあとがきを読んで、このおじいさんは人嫌い変人ではなく、茶目っ気たっぷりのテキサスっ子であることがわかります。年取った雌猫の様子や性格がよーく描かれています。私も20年以上生きた雌猫を飼ってましたので・・・飼われているのは、人間であったなぁ・・・と、今でもなつかしいです。猫って年をとっても外見は若いまま。年齢と共に気品や貫禄がついて、かわいさもあって逆らえないというか・・・(^_^;)

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2008年2月24日 (日)

月にミルクをとりにいったねこ

アルフレッド・スヌードベルイ 作  たるいし まこ 絵  ひしき あきらこ 訳Ehon021

かあさんねこは4匹のこねこに毎日たっぷり牛のミルクを飲ませています。ある日牝牛の乳が出なくなり、困ったかあさんねこに、犬が「月に行けばミルクが手に入る」と教えてくれます。豚とおんどりと子牛も参加して、月に向って出発!

動物達の表情が良いです。

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モンテロッソのピンクの壁

江國 香織 作   荒井良二 絵Ehon016

港のそばの西洋館でおばあさんと住む猫のハスカップは、寝てばかり。自分の夢に出てくるピンクの壁が気になります。そこは自分がどうしても行かなくちゃならない場所なのです。どこにあるのかわからない「モンテロッソ」を目指し、ハスカップは出発します。

ハスカップの心意気に拍手!絵も文章も鮮やかです。

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