こわがりうさぎのポッピーくん
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
アリソン・アトリー 作 マーガレット・テンペスト 絵 石井桃子 中川李枝子 訳
小さい灰色うさぎのグレイ・rラビットは、野うさぎのヘア、りすのスキヘルと一緒に森のはずれの小さな家にすんでいます。働き者のグレイ・ラビットは、なまけものでいばりやのヘアとスキヘルを支え、助けながら、けなげに生きています。人間の畑にニンジンを採りに行き怖い目にあったグレイ・ラビットは、ニンジン畑を自分で作ろうと、森のカシコイ・フクロウに教えを乞いますが、ふくろうは、「教える代償にしっぽをくれ」と言います。しっぽをふくろうにあげてしまうグレイ・ラビット。無事にニンジン畑は作れるか、しっぽをとりもどせるのか、おまけにヘアとスキヘルもイタチに捕まり・・・グレイ・ラビットがんばれ!
まず、こんな連中を身を粉にして支える生活で、あんたはいいのか?と思いながら読み進む内に、様々な出来事があり、ヘアとスキヘルもさずがに反省し、随分と家の用事をしてくれるようになります。身近でも、家庭のこういう話はあるでしょう。外に出たグレイ・ラビットが、月夜の晩に自由をかみしめて宙返りをしたり、黄色い小鳥の種をまいて小鳥がたくさん生まれてくるところを空想して嬉しくなったりする場面はぐっと共感出来ます(^_^)脇役で出て来る、もぐらさんやはりねずみも好感が持てます。はりねずみのファジー坊やが誕生日に貰う「ツチボタルのランプ」・・・美しいでしょうね。でも、現実のツチボタルというと、地中のトンネルで不気味な光るすだれを使って虫を捕食する・・・『へんないきもの』に出ていましたね(-_-;)
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント