うさぎの絵本

2008年11月10日 (月)

こわがりうさぎのポッピーくん

エリザベス・ショー 作 新井 さやか 訳P7140106
なんにでもびくびく怯える、怖がりやの小さなうさぎのホッピーくん。みんなから馬鹿にされていますが、村に恐ろしい狐がやって来ておちびうさぎのウリが捕まってしまいました。その時びしっと勇気を出すポッピーくん。

小さい絵本なので、子供を膝に乗せて読むのにちょうど良いです。

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2008年4月 3日 (木)

のうさぎのフルー

リダ・フォシェ 作 フェドール・ロジャンコフスキー 絵 石井桃子 大村百合子 訳P3260076
のうさぎのフルーは一人きりで生きています。お父さんはきつねに、妹はふくろうに食べられて、お母さんは4週間お乳を飲ませてから、どこかに行きました。それが、野うさぎの決まりなのです。フルーの周りは楽しい事も危険もいっぱい。ある朝、からすに追われた女の子の野うさぎ、キャプシーヌを助け、二匹は一緒に住み始めます。ところが、秋が来て、畑は作物がなくなり、おまけに猟犬を連れた猟師が森にやってきます・・・。

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2008年3月 2日 (日)

グレイ・ラビットのおはなし

アリソン・アトリー 作 マーガレット・テンペスト 絵 石井桃子 中川李枝子 訳Ehon020

小さい灰色うさぎのグレイ・rラビットは、野うさぎのヘア、りすのスキヘルと一緒に森のはずれの小さな家にすんでいます。働き者のグレイ・ラビットは、なまけものでいばりやのヘアとスキヘルを支え、助けながら、けなげに生きています。人間の畑にニンジンを採りに行き怖い目にあったグレイ・ラビットは、ニンジン畑を自分で作ろうと、森のカシコイ・フクロウに教えを乞いますが、ふくろうは、「教える代償にしっぽをくれ」と言います。しっぽをふくろうにあげてしまうグレイ・ラビット。無事にニンジン畑は作れるか、しっぽをとりもどせるのか、おまけにヘアとスキヘルもイタチに捕まり・・・グレイ・ラビットがんばれ!

まず、こんな連中を身を粉にして支える生活で、あんたはいいのか?と思いながら読み進む内に、様々な出来事があり、ヘアとスキヘルもさずがに反省し、随分と家の用事をしてくれるようになります。身近でも、家庭のこういう話はあるでしょう。外に出たグレイ・ラビットが、月夜の晩に自由をかみしめて宙返りをしたり、黄色い小鳥の種をまいて小鳥がたくさん生まれてくるところを空想して嬉しくなったりする場面はぐっと共感出来ます(^_^)脇役で出て来る、もぐらさんやはりねずみも好感が持てます。はりねずみのファジー坊やが誕生日に貰う「ツチボタルのランプ」・・・美しいでしょうね。でも、現実のツチボタルというと、地中のトンネルで不気味な光るすだれを使って虫を捕食する・・・『へんないきもの』に出ていましたね(-_-;)

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