オーパルひとりぼっち
オーパル・ウィットリー 原作 ジェイン・ボルタン 編 バーバラ・クーニー 絵 やぎたよしこ 訳
両親が亡くなり、あたらしいおかあさん一家と暮らす少女オーパル。「やっかいもの」と呼ばれ、家の仕事をする日々の彼女ですが、周りには様々な友達がいます。大きな木のラファエル、ねずみのメンデルスゾーン、犬のホラチウスやカラスのポルセナ、様々な花たち・・・近所に住む目の見えない女の子とも、心が通っています。そして、オーパルをいつも見守ってくれている、天使のおとうさんと天使のおかあさんがいるのです。
1900年生まれの彼女は、養子に入った家族と共に製材キャンプを転々としながらの生活をしました。これは、オーパルが5歳と6歳の頃に書き残した日記です。小さい女の子の心の中がよく伝わってきます。字を覚えたての少女が封筒に書き残し、義理の姉さんにビリビリにされても、この日記は後の世に残って、たくさんの人達に読み継がれるようになった・・・天使のおとうさんと天使のおかあさんがくれた、奇跡なのかもしれません。
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