夏の絵本

2009年2月14日 (土)

もぐてんさん

やぎ たみこ 作Pb170424
がんちゃんの家の庭に池を作ろうと、お父さんが穴を掘っています。ボコっと現れたのは、巨大モグラのもぐてんさん。不思議な能力は、人語を話す事だけじゃない。体の大きさ自由自在。がんちゃんたち一家も小さな人になって、もぐてんさんと不思議で楽しい夏の一日が始まります。

来年の夏の始めにこれを読んでみよう!とわくわくの一冊。昔読んだ『砂の妖精』に出てきた毛むくじゃらの生き物を思い出します。あれは気難しい性質でしたが、もぐてんさんはサービス精神一杯。ネコとも友達で、「こんな出来すぎの話って・・・」と思わずつっこんでしまいますが、楽しく読めました。

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2008年11月10日 (月)

あたごの浦 讃岐のおはなし

脇 和子 脇 明子 再話  大道あや 画Pa080133
月のきれいな晩、海から上がって来たタコや魚たちが賑やかに演芸会をします。
「前はとんとんあったんやと」=「むかしむかし、こんなことがあったそうな」
松の木に登った鯛の「松にお日さん」タコの「松に下がり藤」フグの「松にお月さん」・・・囃したてる魚たちの「妙々々々々々々々」との掛け声もユニーク。読んでいると、のんびりした気持ちになります。

Pa080132

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2008年7月14日 (月)

かさどろぼう

シビル・ウェッタシンハ 作 いのくま ようこ 訳P5110011
スリランカの絵本作家の本。山奥の傘の無い村から町へやってきたキリ・ママおじさんは、はじめて目にした傘に感動。早速1本買って帰ります。みんなに見せびらかさなくちゃ!・・・とほくほくしていましたが、途中でお茶を飲みに道草してたら、なんと傘を盗まれてしまいます。
おじさんはへこたれません。また町で傘を買って来ますが、また盗まれて・・・。何度買っても盗まれますが、おじさんはとうとうどろぼうの後をつけていくことに成功します。

読み聞かせ子供ウケ度・・・・・☆☆☆☆☆

民族色あふれる絵。面白いストーリー。思わずクスリのラスト。梅雨の季節にまた読みたいですね。

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2008年5月10日 (土)

つきあかりのにわで サマータイムソング

アイリーン・ハース 作 わたなべしげお 訳P5050040

夏の夜、ルーシーに届いた誕生日パーティーの招待状と魔法の帽子。帽子を被って月明かりを浴びたら、ちいさくちいさくなりました。小鳥や虫、小動物達の世界で、草に埋もれた着物姿の古いお人形と出会ったルーシー。一緒にふくろうの誕生日パーティーに出席します。魔法をといておばあちゃんにお人形を渡すと、それは、おばあちゃんが少女だった頃に失くしてしまった大事なお人形だったのでした。

幻想的な『真夏の夜の夢』のお話。

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2008年4月 3日 (木)

トマトさん

田中 清代 作P4020089
ある夏の昼下がり。トマトの木から「トマトさん」がどった、と落ちました。泳ぎに行きたいけど、身動きできずにぽろぽろ涙を流すトマトさん。虫たち、みみずたち、とかげたち、亀さんが力を合わせて、いよいよトマトさんは川へと転がっていきます!
トマトさんの表情、目付きがまぶたの裏に残ってしまい、気になって、ついこの本を開いてしまいます。川で泳いでひえひえになったトマトさん、暑~い夏の日、ガブリと食べたら美味しいでしょうねぇ~~(^v^)

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