オーケストラの105人
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歌田 典子 作
虫好きのお姉ちゃんのあかね、おくびょうで虫が嫌いな弟のみのる。林でやまぼうしの実を食べたら、体が小さくなってしまいました。そこにあらわれたハンミョウに、秋分の日の虫達のお祭り(運動会?)に招待されます。
読み聞かせ子供ウケ度・・・・・☆☆☆☆
色とりどりの虫たちに目を見張ります。「こんな色の虫っているの?」と昆虫好きの子供に聞いたら、「実際にいるよ」という話でびっくりしました。途中で、隠れている虫の数を数えるページもあり、一生懸命数えていました。「秋分って知ってる?」「やまぼうし、食べたことある?」と聞いてみると、知らない子もけっこういた(低学年では)ので、説明すると関心されてちょっと鼻が高かったです。とても楽しんで聞いてくれていました。
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ドナルド・ホール 文 バーバラ・クーニー 絵 もきかずこ 訳
10月、父さんは荷車に牛をつなぎます。1年間に家族が作ったものを積み込んで、これからポーツマスの町へ売りに行くのです。父さんが刈り取りその毛をつむいだ母さんが編んだショール、娘が編んだ手袋、息子が作った箒、亜麻から育てたリンネル、じゃがいもに林檎にはちみつ、かえでの樹液を煮詰めたかえでざとう。荷車で出発したとうさんは、町で全部お金に換えて来ます。荷車も牛も売って、家族に必要な物を買い、また次の年に備えて家族の新しい一年始まります。
ニューイングランド州にすむある農家の1年間の暮らしぶりを描いています。自分で育てたものを自分で商品にして売る・・・100年以上前、現金収入はこうして得ていたのか・・・と、
のどかさとともに生活の厳しさも伺えます。
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エルサ・べスコフ 作 石井登志子 訳
ラッセが庭でボールを放り投げると、木の枝の上にボールを持って座っている男の子がいます。楓の葉の冠をかぶったその子の名前は「くがつ」。「くがつ」に案内されて出会うのは、まるすぐりの子供達、あかふさすぐりのおじょうさん、りんごのご婦人、プラムのお嬢さん達、野いちごの母子・・・秋の庭の妖精達が愛らしいです。
エルサ・べスコフはスウェーデンの児童文学作家、絵本作家です。『ラッセのにわで』は大ベストセラー。自分の家の庭がこんなに広くて、果物のなる木や畑があって、ラッセは幸せですね。子供時代は自然の中で遊んでいると、確かに木や花と会話している気持ちになった事ってありますね。
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