ルース・エインズワース 作 石井桃子 訳 酒井信義 画
黒い小さなロバは、雪の降る日、牧場の囲いの中をぐるぐる回っていました。女の子が二人やって来て、サンタクロースの話をロバにします。自分にも何かプレゼントをくれたら良いのになぁ・・・と思っていると、その夜、4頭のトナカイがひいている銀色のそりが現れて、足をいためているトナカイの代わりに、ロバがそりをひいてくれないか?と、サンタクロースに頼まれます。
サンタがくれたプレゼントは、ロバが一番望んでいたものでした。ツリーや華やかな飾りや賑やかな食卓などは出てきませんが、温かい結末が嬉しい、クリスマスらしい一冊です。
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