子供たちの絵本

2009年2月14日 (土)

きっとみんなよろこぶよ!

ピーター・スピアー 作  松川真弓 訳Pb170423
おとうさんとおかあさんが出掛けてお留守番をすることになった3兄弟。だれが思いついたか、「すてきで気の利いたこと」を実行することにします。

このお宅、とりあえず家の中は無事だったのねーと、ちょっぴり安心・・・な訳は無く、同じピーター・スピアーの『ああ、たいくつだ!』では、怒った後は「うちの子達は天才」と喜ぶ両親でしたが、こちらの家庭ではそうはいかなかったでしょうね。おうちが大きなカンバスになって、この兄弟は「やるだけのことは、やった!」と、充実感に満ちております。この後は「塗り直し」で、また思いっきり頑張れたのかな?

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2008年11月10日 (月)

さかなだ さかなだ

長野 ヒデ子 作Pb080094
今日は「お料理の日」。何を作るのかな?届いたのは、大きな魚!子供達は大騒ぎ、大喜び、大暴れ?大きな魚でお神輿ワッショイしたり、すべりおちた魚をつかまえようと、「まてまて~」と飛びついたり。「こわいよ~」っておびえる子もいます。まるごとジュウジュウ焼いて、「いただきまーす!」って食べたら、大きな骨になりました。骨になっても大きな魚は人気者。ほねほねダンスにお絵かきにと、大活躍。

顔からして多分大きな鮭なのでしょうが、ピラルクかチョウザメ、カジキマグロのような大型魚に描かれ、表情も迫力です。焼かれる前は目玉ぎょろり!だし、焼かれている時はしあわせそう、骨になったら得意そう・・・。昔の殿様で、鮭の皮のあまりの美味しさに、「皮だけの鮭はいないのか?」と家来に聞いた殿様がいた・・・という話を思い出しました。確かに魚も動物も「丸焼き」すると、パリパリした皮や、皮の近くの肉は美味しいです。この子供達も、さぞかしこの大きな魚の丸焼きを堪能したことでしょう。

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ぼく、あめふりお

大森 裕子 作P7110104
雨を呼び込む(?)ので、「あめふりお」なんて呼ばれている、てるてるぼうずが主人公。
おひさまに会いたくて、旅立ちます。雨の公園で出会ったなんともマイペースな女の子は「雨だーーいすき」。二人は仲良くなります。

読み聞かせ子供ウケ度・・・☆☆☆☆

梅雨時なので、選んでみました。親しみやすくわかりやすい絵で、じーーっと見上げて聞いてもらえました。温かいストーリーで、とても良かったです。

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あめあめふれふれもっとふれ

シャーリー・モーガン 文 エドワード・アーディゾーニ 絵 中川 千尋 訳P7110101
街中に降り続く雨。小さい女の子と小さい男の子は、じーーっと窓から外を見ています。外に出て、雨の中で思い切り遊びたいのです。雨の中を自転車で走る郵便屋さんも、水たまりで遊ぶ小鳥たちも、雨でも外に飛び出せる猫もみーんな羨ましく思えます。

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2008年5月10日 (土)

すてきな子どもたち

アリス・マクレラン 文 バーバラ・クーニー 絵 きたむらたろう 訳P5050037
アリゾナ州の片田舎のちいさな町。子ども達の遊び場は、「ロクサボクセン」と呼ばれる小さな丘です。自分の家を作ったり、お店屋さんごっこ、ままごと、戦争ごっこ、石やがらくたでいくらでも遊べる、子供時代の秘密基地でした。
そこで遊んだ子供たちは、何十年たっても、ロクサボクセンの事を忘れなかったし、おばあさんになった女の子はそこで自分が作った家の跡を見つけました。

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2008年4月 3日 (木)

ペッテルとロッタのぼうけん

エルサ・べスコフ 作 ひしき あきらこ 訳P4020094
お家に子猫が3匹生まれて、ペッテルとロッタは貰い手を探します。クリスティンおばあさんに子猫をあげに行って、無事に貰ってもらったのはいいけれど、帰り道は思わぬことになり、どんどんお家が遠くなってゆきます。道を間違え、服を持っていかれ、サーカスに出る二人・・・やっとあおおじさん、みどりおばさん、ちゃいろおばさん、むらさきおばさんに発見されます。
子供らしい浅はかさで、どんどんとんでもない事になる兄妹。『3人のおばさん』シリーズの1冊です。P4020093

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2008年3月17日 (月)

チキンマスク

宇都木 美帆  作P3160016
なにも出来ない「ぼく」は、自分で自分の事がきらい。勉強が得意なフクロウマスクくん、図工が得意なハムマスクくん、足の速いウママスクくん・・・みんなは優秀だけど、落ちこぼれのぼくにはクラスで居場所なんて無い・・・。

友人に薦められて読んでみました。「自分はこんなだから・・・」と考える、どんどん切なくなる事って、人間ならどんな人にもあるでしょうね。チキンマスクくんに共感します。でも、どんな人も、自分は自分のまま、誰かと交換は出来ません。作者は現役の先生だそうです。教育者らしい、子供に対する温かい気持ちが伝わります。こういう目線をたくさんのひとが持ってくれたらなぁ・・・もういい加減、「勝ち組」とか「負け組」なんて観念が世の中から消えてほしいですね!

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2008年3月 5日 (水)

雨、あめ

ピーター・スピアー 作Ehon022

雨が降り出して、おねえちゃんと弟は大喜び!レインコートを着て、傘をさして、外に遊びに行きます。雨の中のお散歩は、びしょぬれ有り、新発見有りで、楽しい事ばかり。やがて雨はじゃんじゃん降ってきて・・・。大雨の日は、子供の頃の特別な一日。兄妹、姉弟が一緒になって遊び、お風呂に入るのは、小学校低学年位まででしょうか?絵の1コマ1コマが、自分も子供の頃に戻って「楽しい~!」とわくわくする本です。

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